2021年2月5日発売、花とゆめ5号に掲載されている「墜落JKと廃人教師」63話のあらすじと感想をネタバレ有りでご紹介していきます
コミックス最新刊は9巻です
前回のあらすじ
墜落JKと廃人教師 Episode.63
とある休日の先生の部屋
読書をする扇言と、そのそばで床に寝っ転がる先生
「で。何読んでんの、それ」
「"幸せな老衰死"」
「何読んでんの?」
誕生日パーティーをしたせいか、歳をとるという『老い』とは逃れられない確実な死だというこの世の真理に辿り着いてしまった扇言
「なんだJK、すでに老後が心配なの?」
「老後と言うか…」
今まであまり意識をしていなかったけど、このまま歳をとったらと考えた時、あることに気が付いた
「先生は老衰したい派でしたか?」
「俺昔から苦しまずに死ぬことを追い求めてきたもの」
「苦しくないもんですか?」
「自然死とか平穏死とも呼ばれてるしな」
寝っ転がっている先生の顔を覗き込む扇言
「お前が何を案じてるかは知らね―けど。…そうなだぁ、動けるうちにたくさん旅行していろんなこと経験して」
言いながら、覗き込む扇言の髪をさらりと指で掬う
そのまま後頭部を引き寄せると、ぐっと自分に引き寄せる
「同時に眠るように死ねるなら、老衰死こそハッピーエンドにふさわしいよな」
逆さまから覗き込む先生の顔は不敵に微笑んでいる
そんな先生のおでこに唇が触れそうな距離で見つめられ、扇言は負けじと持論を展開する
老衰が苦しくなかったとして、その瞬間を迎えるまでには何十年という時間が必要になる
その間つらいことがたくさん起こってしまったら
「それはもう苦しくない死とは言えないのではないでしょうか。痛い思いをしてさっさと死ぬのと同等なんじゃないでしょうか…」
淡々と話す扇言に「つらいこと起こると思うの?」と聞くと、無言になってしまう扇言
「何?」
「……いや、その…だから…。先生のほうが…確実に先に死んでしまうこと…、とか…」
今まではボケるとき平気で先生を先に殺していたのに、ちゃんと気にしていたことに驚く
「ま、いいけど。ずっと先のこと考えるようになったのはいい傾向だし」
そう言ってさらに首の後ろを掴んで抱き寄せる
「そうかぁJK。俺が先に死んだらつらくて生きていけない?それならいっそ老衰も待たずに後を追うって風に聞こえたな」
「別に今のはそういう」
「はいはいツンデレ」
そのまま一緒に床に転がったまま、他愛ない話をする2人
「俺こんなこと大真面目に言う日が来るとは思わなかったわ」
笑いながら目を閉じて「死にたくねーねぁ」と嬉しそうに言った先生に、扇言は真っ赤になりながら先生の肩口に顔を埋めた
起き上がってマンションの下を見ると、公園でゲートボールをしている元気なお年寄り達
「結局のことろ老いた先まで行ってみないとどうなってるかなんて分かんねーよな」
そして帰り道
貰った本"幸せな老衰死"を手に歩いていると、少し先でおばあさんが転んでしまったところに遭遇
慌てて駆け寄って助けると、折り紙が趣味だというおばあさんが扇言の持っている本を見てお礼に長寿のお守りと言って折り鶴をくれる
わかれたおばあさんの背中を見送り手元の折り鶴を見ると、それは「学部」「学科」「学問内容」の文字が書かれた紙で折ってあったのだった
感想
重い話しながらイチャイチャするっていう高度なカップルぶりww
確かに長く大変な思いをしながら生きて穏やかに死ぬのと、痛くて苦しいけど一瞬で死ねるのなら…と色々考えてしまうのは学生あるあるな気がします
マジレスすれば、生きていれば苦しいことだけじゃなくて、その何倍も楽しいことが待っている確率だってあるわけで
まぁ一概にどうとは言えませんが、2人同時に老衰がハッピーエンドという先生の持論は好きです
あとちゃっかり「やっぱ10以上差があると同時に老衰死は無理かぁー」って言ってて、扇言も「10歳以上離れてるんですね…」って驚いてたw
それに対して「徐々に歳を明かしてくスタイル」ってw
たまに出てくるメタ発言が好きww歳とってなかったから考える必要なかったみたいなモノローグもww
あと教師が『人間は考える葦である』を間違えちゃだけだと思う!w
蔓って…!漢字似てるけども!w
『人は弱いけど、考える力があるから偉大なんだ』というフランスの思想家パスカルの名言です
おばあちゃんから貰った鶴、進路希望調査表で折られてる…?
ここから続く感じっぽいですね
予告に寄ると次回より新展開らしい!
次回掲載号の発売日は?
次号はお休みですね
次の掲載は7号
巻頭カラーで登場です!!
発売日は2021年3月5日(金)です
楽しみに待ちましょう!
更新しました⇩
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以上ちまうさでした
最後までお読み頂きありがとうございました