2020年11月13日発売の別冊マーガレット12月号掲載「うちの弟どもがすみません」11話のあらすじと感想をネタバレ有りでご紹介しようと思います
コミックス最新刊は2巻です
前回までのあらすじ
糸が熱中症で倒れたのを助けてくれた三男・柊
彼が引きこもる理由を問うと『普通』が出来ないと泣いてしまった柊を見て、いきなり踏み込みすぎてしまったと反省
糸は柊の好きなオンラインゲーム上で『友達』になろうとアプローチを変えて…?!
うちの弟どもがすみません 第11話
柊の言いたいこととは?
オンライン上で『友達』になり、夜な夜な同じチームで『狩り』をする糸と柊
そのせいで学校では居眠りばかりの糸に、真実を知らない源は呆れ顔
「ここんとこ毎晩、何やってんだよ」
柊からゲームのことを口止めされていたにも関わらず、つい「柊くんと一晩中狩りで盛り上がって…」と話してしまう
しかし源は「俺らにすら顔見せられないあいつがお前と仲良く遊べるわけがないだろ」と糸の話を全く信じていない様子
オンラインゲームを知らないのか、柊と糸が今夜も約束していると言っても鼻で笑うだけ
「源ってアレだよね」
「なんだよ」
「ずいぶん柊くんのこと分かってる風だなって」
「そりゃ弟だからな」
「じゃあ聞くけど、最後に柊くんとちゃんと話したのっていつ?そいうえば私そういうとこ見たことないけど」
それだけ言うと、糸は源に背中を向ける
「それでも今の柊くんの事、源はよーくわかってるんだ。すごいね」
居場所を作ってあげることも大事だけど、それだけでは何か足りないと感じる糸
何も言い返せず、源は黙って帰っていく糸を見送った
「だってさ!どう思う?」
家に帰った糸は早速柊の部屋へ行き、源との会話を聞かせる
「とりあえず早く出てってほしいです…」
「そうじゃなくてさぁ。柊くんもさぁ!なんかこう…源たちに言いたいこととかないの?!」
もどかしくなり糸が詰め寄ると、もういいと諦めたように柊は背を向ける
「どうせ何を言っても信じないですよ」
源たちの中では、柊は誰にも心を開けないかわいそうな奴ということになっていて、自分でも実際そうだと思うと話す
言いたいことがなにもないだなんてあるわけない
言えるきっかけを待ってるうちにここまできてしまったのかと思うと切ない気持ちになる糸だった
柊に対する想い
柊の学校に寄ってから帰ってきた源
担任の先生から進路調査票を出すように迫られ、ぐったりしてしまう
『じゃあ聞くけど、最後に柊くんとちゃんと話したのっていつ?』
進路の話以前に普段の会話すらしていないと思い返し、糸に痛いところを突かれたとイライラしながら二階に上がる
すると糸の部屋の前で聞き耳を立てる洛と類の姿
「おい、お前らなにやって…」
「シッ!事件だぞ。柊と姉さんがなぜか急接近してんだけど」
それを聞いた源は夜、糸の部屋を訪れた
中からはカタカタとキーボードを叩く音…
糸と柊はオンライン上で釣りをしながら会話をしていた
『明日また柊くんの好きなもの作るからさ、部屋で一緒に食べない?』
『そんなに気をつかわないでください。言ったでしょ、こういう付き合いはゲームでだけだって』
ウザかったかな…としょんぼりする糸に、慌てて弁解する柊
変なことを言って相手の気を悪くしちゃわないか気にして話せなくなり、結果つまらない奴だと思われてしまう
だから自分が悪いんだと堂々巡りな思考の柊に、想像以上に繊細な子だと頭を悩ませる糸
「おい。何をコソコソやってんのかと思ったら。なんだこれ、どういう状況だ?」
「なななななんで源がいるの?!」
いつの間にか部屋に入ってきていた源は、糸のベッドに寝転がりパソコン画面を覗き込む
以前余計なことはするなと釘をさされていた糸は源に謝る
「ごめん勝手に。怒んないでよね、言っても信じてくれなかったしさぁ…」
「今さら怒んねぇよ」
自分は付き合えないから、話し相手になってやってほしいこと
担任に会って進路のことを話したかったけど、なにも答えられなかったこと
ぽつぽつと話し出す源はどこか寂しそうな様子
「ほんとは全然あいつのことなんか分かってない。守ってやんなきゃってそればっかで、あいつ自身のことなんて見もしなかった」
「ほんと、源はえらいなぁ」
糸は俯いた源の頭をそっと撫でる
「分かんないなりにずっと待ってたんだよね。いつか誰かに言われてとかじゃなくてさ、柊くんが自分の意志で出てくるんだって信じて」
何度もえらいえらいさすが長男と小馬鹿にしたような糸に切れる源
「うるせえ!そんなんいいからお前はのんきに遊んでろ!」
「OK、じゃあそこでしっかり見ててよ。私たちの勇姿ってやつをね」
わだかまりの消えた夜
柊と糸、そしてあと何人かのチームで敵に挑むも全滅
ここまで強い敵と戦ったことのない糸は、息も絶え絶えにコントローラーを握る
源はゲームに必死になる糸に呆れつつ、ゲーム内で諦めずに戦っている柊を見て過去の彼との会話を思い出していた
(もしかしてあの時、あいつなりに必死に立ち向かおうとしてた所だったのかもな)
中2の頃、何度も靴をなくしたと言って上靴で帰ってきていた柊
いじめられていると確信した源は相手を突き止め、話をしに行こうとするが、柊に止められる
源は相手が許せないと怖い顔で言うが、柊は本当は優しい源にそんな顔をしてほしくないと泣く
『もうやめる…。そんな風に迷惑しかかけらんないなら学校やめる。明日からもう行かない』
源が物思いに耽っていると、やっと敵を倒した糸が大喜び
「やったね!」
「やりましたね!」
柊も興奮して部屋から出てくると、手を取り合って喜ぶ姿に絶句する源
そんな源の視線に気付き「失礼しました」と部屋に帰ろうとする柊
そんな彼をなんとか押し留めて、兄弟の会話の糸口を提供する糸だが、少しだけ話してすぐに戻りたそうにする柊に源が謝る
「柊、ごめんな。ずっとお前に謝らなきゃいけないって思ってた」
過去にでしゃばりすぎてしまった自分
柊なりに自分でなんとかしようとしていたのを、黙っていられずに口を出してしまった後悔
柊がやり返さなかったのは、同じことをしていじめっこと同じような人間になりたくなかったから
「お前えらいな、一人で抱えて。俺なんかよりずっと大人だわ。迷惑かけてるのは俺の方だった。ごめんな、頼りない兄ちゃんで」
「そんなことない。あの時源くんが俺のために怒ってくれて、怖かったけどちゃんと嬉しかったよ」
ポロポロ泣きながら源に振り返る
「源くんの弟に生まれてよかったって思ったよ。僕の方こそ心配ばかりかけて、ダメな弟でごめんなさい」
そう言って胸に飛び込んできた柊の背中をそっと撫でる源
「やっと顔見て話せたな。これからはたまにでいいからこうして話そうな」
ドアの外から様子を窺っていた洛と類に気付いた糸は彼らに手招きする
すると2人は柊を抱きしめ、柊も嬉しそうに涙を零す
「お前の話、たくさん聞かせてくれよ」
「…うん!あのね、俺本当はね…」
そう話しだした柊
きっと今夜は、今までで一番長い夜になる…
感想
良い話!!
素敵な兄弟愛にホロリときてしまったー
柊くんも自分なりにちゃんと考えてて、そんな柊くんを守りたかった源もいて…
すれ違ってるってほどじゃないんだけど、どこか気を遣い合ってわかりあえなかった部分が、今やっとうまくいきそうな雰囲気ですね
それが糸とのオンラインゲームってところがまた…!!
柊くん、いい子だなー
めっちゃ可愛いし、嫌な目にあったのにまっすぐ育って…
家族で話すことになれたら、いずれ学校にもいけるようになりそうですね
糸と源のドキドキ(イチャイチャ)シーンがないのが少し寂しいw
次回は少しでもあるといいなぁー
次回掲載号の発売日は?
次号も掲載されますね!
別冊マーガレット1月号は2020年12月11日(金)発売です
次回も柊くんのお話の続きかな?
予告イラストのキャラクターがみんなお着物着てる…
次の話を読む頃には年の瀬がせまっているなんて…(震
発売はいつもより2日早め
忘れないように気を付けましょう!
更新しました⇩
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以上ちまうさでした
最後までお読み頂きありがとうございました