2020年11月5日発売、花とゆめ23号に掲載されている「墜落JKと廃人教師」58話のあらすじと感想をネタバレ有りでご紹介していきます
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前回までのあらすじ
仁が入った森に1人でいた幼い扇言
迷子だという彼女を連れて先生の家に帰った数日後、家のリビングには扇言の兄である双子がいて…?!
墜落JKと廃人教師 Episode.58
仁の部屋
遺書を最後まで読み切った扇言は『先生』を介して仁と兄達が顔見知りなことや、仁の出生についても理解する
仁の部屋では、扇言の兄・詞がお酒を飲み、酔い始めていた
図々しく部屋のものを飲み食いする詞に「JKはもっと慎ましいのに…」と似ていないことを嘆くと「兄妹だからって何もかも似てるわけないでしょう」と返される
「僕と僕の片割れですら、あなたは見間違えなかったじゃないですか」
JK等身大人形のかつらをかぶってみたり、モンローを仁だと思って話しかけたりと、いい具合の酔っぱらいに
「おしゃべりしましょうよー」
「鬱陶しいな、もー」
「えぇ僕のこと嫌いなんですか仁さん。僕扇言の兄なのに」
「それは卑怯じゃないっすかお兄さん」
「…僕のことを嫌いでも…僕の片割れのことは…どうか嫌いにならないであげてくれませんか…」
懇願するようにソファに突っ伏して眠ってしまう詞
「……。酔いすぎ…」
あの森にいたのは…?
学校から仁が帰ると、双子の男の子がゲームをしていた
「彼らはみこちゃんのお兄ちゃんだよ」
「みこ…」
先日森から連れ帰った幼い女の子を思い浮かべる仁
「…あの日、近所の人の目撃でな、みこちゃんが森にいたのは、兄の詞(つかさ)くんが連れて行ったからだそうだ」
「へぇ…」
仁は森で見た人影はやはり幽霊なんかじゃなかったと安堵しかけるが、ふと恐ろしい現実に気付く
「兄妹ケンカなのかなぜなのか、本人が言うことには、双子で遊ぶのにみこちゃんが邪魔だったんだと」
「邪魔……って…」
「子供は大人が思ってる以上に純粋で残酷なんだよ」
カウンセリングを生業にしている先生が、少しの間詞を預かることにしたという
事情を話していると、双子の母が弟の扇月を迎えに来た
扇月は振り返ると「…僕なら大丈夫だよ」という詞の言葉に頷いた
そして母親に連れられて帰る扇月を見送る仁
「なんで…?あの時いたの…お前の方じゃないけど…」
詞の想い
「僕が残っても間違いではなかったんです。僕の責任でもありましたから」
目が覚めた詞はソファに寝転がったまま、ぽつぽつと話し出す
「僕、扇言のこと溺愛してるんですよ」
「知ってるよシスコン」
「そして僕も扇言も、扇月のことが大切でした」
しかし扇月の気持ちは、双子の兄である詞にしか向いていなかったため、扇言に嫉妬していた
そんな2人を取り持ちたくて、扇月と扇言を2人きりにしてしまったことを後悔している詞
「その結果、大変なことになってしまった」
それでも扇言は扇月をかばい、何も語らず
そんな妹を見て、詞もまた弟の罪をかぶることにした
「好都合にも、僕らの容姿は同じでしたから」
それ以降、扇月は罪悪感から扇言と仲良くしていた
罪をかぶったのも無駄ではなかったと安心していたが、扇月の中で罪悪感が消えることはなかった
「だから…自ら…」
「…あいつが言うには、俺のせいなんでしょ」
「遺言のことですか…。気にするなといってるじゃないですか」
扇月は仁が気付いていたことに気付いていた
だからこそ、どうしてあの時に責めてくれなかったのかと仁を恨むことでしか、心の逃げ道がなかったのだろうと詞は話す
「全部僕ら兄妹の問題なので。一度偶然会っただけのほぼ無関係なあなたを巻き込んですみませんでした」
「さりげなく俺とJKの関係薄めようとするんじゃない」
最後にはちょっとふざけた会話をしてそのまままたすうっと眠った詞に、酒の肴には重い話をするだけしといて…とさらにビールの缶を開ける仁
仁は扇言と会った森での会話を思い出していた
「みこは、いないほうが、いいの」
さらに最近も「私の存在が迷惑になれば消えてもいいと思っています」と言っていた扇言
「お前にも重すぎだよねぁ、JK」
次の日、学校で会った仁と扇言
「で?感想は?」
「か、感想…ですか…。たくさんあって…あの…」
「いいよ。全部聞く」
そう穏やかに微笑んだ先生に対し「では…」と開いた口から出てきたのは「まず長い。そのうえボケるし落書きは混ざってるし最後は飽きるとは一体どういうつもりで」とダメ出しの嵐
「あ、ちょっと待って。思ってたのと違うね」
遺書は真面目に書きましょう
感想
なるほど、そういう繋がりだったのか
納得はしたけど…なんて悲しい過去…
先生とお兄ちゃんがちょいちょいくだらない話しながら進んでいくから、今回は重すぎる雰囲気ではなかったけど
内容自体はとんでもなく重い話でしたね
小さい頃の出来心とはいえ、幼い妹を邪魔に思って森に放置して、その罪を大好きな兄にかぶせた罪悪感で…という
しかも本気の遺書に『気付いてたのにその時に責めてくれなかった仁のせい』って書いてたんだよね?
最期は精神的に…って感じだったのかな?
それにしても仁にしたらトラウマになるレベルだし、詞が言うように「扇月を嫌いにならないで」ってなかなか個人的には難しいんだけど…
今後扇月メインのお話とかも出てくるのかな?
そろそろ先生と扇言のイチャイチャが見たい…!!
次回掲載号の発売日は?
次号も掲載されますね
24号の発売日は2020年11月20日(金)です
楽しみに待ちましょう!
更新しました⇩
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以上ちまうさでした
最後までお読み頂きありがとうございました