2020年7月20日発売のマーガレット16号掲載「愛したがりのメゾン」19話のあらすじと感想をご紹介していきたいと思います
コミックス最新刊は3巻です
前回までのあらすじ
爽と天見がわかばを巡り火花を散らす中、岸に中学時代の友人が訪ねてくる
野球を辞めてしまったのを咎めるような友人の言葉に、今はここで楽しくやっていると話す岸
「彼女も出来たし」とわかばの肩を抱きよせて嘘を…?!
愛したがりのメゾン 第19話
岸くんの過去
「俺の彼女!!」
自分を抱きしめて宣言する岸に戸惑うわかばだが、訝しむ友人の声に困惑した岸の顔を見て、咄嗟に彼の嘘に合わせる
「始めまして!岸くんと、つっつきあってる春野です!」
わかばの言葉もあって岸の嘘を信じた友人は、次の試合を見に来るようにと誘って帰っていった
爽や天見に睨まれつつ、岸はわかばを連れてリビングを出る
「ごめん!巻き込んで悪かったな、わかば!」
「いいよ!いつも岸くんに助けてもらってばっかだし!」
その言葉に安心したように笑う岸だが、試合は見に行かないから友人の言葉は聞き流していいと言う
理由を聞くと、少し躊躇いながら自分の過去を話し出す岸
「もうボール…触ってないんだよね」
中学3年生、勝ち進んで沢山思い出を作ろうと意気込んで臨んだ最後の大会
9回ツーアウト満塁の場面
簡単なフライで試合が終了になるはずだったのを、自身のエラーで負けてしまい初戦敗退
みんなの目が自分を責めている気がして恐かったと話す岸
「野球すべてから逃げたんだ。野球中継だって見ない。チームメイトとも会わないように遠い学校に…逃げてここに来たんだよ、俺」
苦しそうに話す岸は「ってことで観戦にもいかない」と話を締め括ったが、わかばは少しだけ考えたあと口を挟む
「さっきちょっと見えちゃったの。スマホの画面」
岸のスマホが表示していたのは、県大会の試合速報
「本当は、気になってるんじゃない…?」
「…そうかもなぁ」
わかばの頭をぽんっと撫で、そのまま去っていく岸
踏み出す一歩
翌日、寮の遊び部屋で野球ボールを見つけたわかば
ボールを触ってないと話していた岸を思う
「昨日もっと気の利いたこと言えればなぁ~。だって私野球わかんないしさ~、やったことだってないし…」
ハッとして、寮の奥の広場に移動し、壁に向けて野球ボールを投げてみるわかば
見た目よりもずっしりとして重い硬球は、壁で跳ね返ってきたのを取るのすら素人のわかばには難しい
何度か繰り返していたところに、出かけていた岸が戻ってくる
「出かけてたんじゃ」
「気分じゃなくて戻ってきた。…わかばは?」
「うん!ちょっと…やってみたくなって!」
きのう岸から聞いた『フライ』が上からくる球だと知り、壁の上の方から跳ね返ったボールを何度か取ろうと試みるが悉く失敗
「11度目の正直!」と再度投げて返ってきたボールを後ろに転びつつキャッチすることに成功したわかば
「わかば!」
「とったーーーー!!」
満面の笑みを向けられ、わかばが持っていたボールに触れる岸
久しぶりの球の感触を確かめるように触れ、決心したようにわかばに真っ直ぐな瞳を向ける
「わかば。今度の観戦…つきあってくれる?」
「うん!」
そして迎えた試合の日
百合乃以外の5人で球場にやって来た
ユニホーム姿の元チームメイト達を見つけ、少し緊張した顔の岸
どんな視線を送られるのか身構えたものの、彼らは笑って手を振ってくれる
「…見てた?岸くん」
「…うん」
「いっぱい応援しようね」
「…うん」
「あとでわかばが彼女だっていうのも訂正しようね」
後ろからすかさず言う爽と睨む天見に、再び「…うん」と頷く岸なのでした
感想
今回は岸くんの回でした
彼女だって嘘ついて、もっといろんな事拗れちゃうのかと思いきや…
なんだかいい感じに纏まりましたね!
それにしてもわかばはお人好しでいい子だなぁ
野球を知らずにうまいこと言えなかったからって、少しでも体験して岸くんの気持ちをわかってあげようって思ったんですよね
これ…岸くん惚れちゃわない?!
あーやがなんだかしょげた顔してるし、岸くんとあーやにはうまくいってほしい気持ちもあるんだけど…
展開的に岸くんも参戦したら楽しそうだなーと思ってしまう
でも爽にも言われてたけど、きっと試合後すぐにお友達には訂正して謝るんだろうなぁ
嘘だとしても「俺の彼女」って肩抱かれてるのを見てた天見くん側の嫉妬視点を読みたいなぁ(強火天見くん担w
次回掲載号の発売日は?
次号も掲載されますね
しかも表紙&巻頭カラー!!
予告には寮内で問題発生とあるけど…なんだろう?
17号は2020年8月5日(水)発売です
更新しました⇩
さらに最新巻3巻が2020年7月22日(水)に発売!!
こちらも楽しみです
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以上ちまうさでした
最後までお読み頂きありがとうございました