みなさまこんにちは
ちまうさです
以前、少女漫画の実写ドラマ化の話をブログでしましたが…
今回は宝塚歌劇における少女漫画の実写化について、お話していこうと思います
宝塚でのマンガ実写化
漫画がある程度ヒットすると、アニメ化や実写映画化するというのが近年定石となっていますが
宝塚でもその波に乗っているという驚きの実態があるわけです
とりわけ私がひっくり返るほど驚いたのは『メイちゃんの執事』の舞台化
少し宝塚から離れていた時期だったので、生で観劇は出来ていないのですが…
制作発表の一報を耳にしたときは、「ついにオリジナル脚本を書ける演出家がいなくなったのか…」と、とんでもなく失礼なことを思ったものです
ベルサイユのばら
とはいえ…
宝塚に興味がない人でも知っているだろう、宝塚の代表作といえば『ベルサイユのばら』
考えてみれば少女漫画原作なんですよね!
第一次ベルばらブームなんて言われて社会現象になる程人気が出た作品で、何度も再演されています
知らない人はいないと思いますが、万が一のために少しだけ…
【簡単なあらすじ】
舞台はフランス革命前のパリ
貴族の娘として生まれながら男のように育てられた近衛士官、男装の麗人オスカル
オスカルの乳母の孫で、産まれたときからオスカルと兄弟のように育った平民身分のアンドレ
マリア・テレジアの末娘で何不自由なく育ち、14歳でオーストリアからフランスのルイ16世のもとに嫁いできたマリーアントワネット
同い年の3人を中心に、激動のフランスを駆け抜ける、史実を基にしたラブロマンス超大作
こうしてあらすじを読んでみると、宝塚のために書かれた作品じゃないかと錯覚するほどピッタリしっくりきます
コスチュームが豪華で舞台セットはベルサイユ宮殿、おまけに主人公は男装の麗人
お誂え向き過ぎる…!
大ヒットしたのには宝塚の世界観にピッタリだったのが1番の要因でしょうか
あとは主題歌
「愛あればこそ」「我が名はオスカル」はじめ、名曲揃いですもんね
寺田瀧雄先生はスゴイ!!
宝塚で実写化されたマンガ
近年、少女漫画を実写化した宝塚の舞台といえば
・伯爵令嬢(2014年雪組)
ざっと記憶にあるだけでもこんなに!
花組強いな…w
大劇場よりもバウや日本青年館、ドラマシティ公演が多いですね
少女漫画ではないですが、最近再放送されていた『JINー仁ー』や『るろうに剣心』も雪組で実写化されましたね
メリット
メリットはなんといっても
とにかく美しい!
宝塚ですからね
よく漫画の実写化は2.5次元なんて言い方をしますが、とても的を射た表現だと思います
特にコスチュームものは宝塚のオハコですからね
世界観を壊さずに漫画から飛び出してきたようなビジュアルが再現できるのが素晴らしい
宝塚のお衣装部さんは本当に凄い!
あとはミュージカルなので、モノローグの台詞にならない部分を歌で表現出来るのもいいなぁと感じます
なので主題歌や主人公の胸の内を語る歌はとても重要だと言えます
デメリット
基本的に少女漫画は女の子が主人公なことが多いですよね
宝塚はモチロン男役トップが主役を演じるわけで、原作から脚本にする段階で登場人物の比重に変化が出てきます
そこを上手く出来ていると、乙女の希望がこれでもかと詰まった夢々しい舞台になります
反対に、原作を無視とまでは言いませんが、トップの出番に重きを置き過ぎて、原作での主人公のエピソードなどをすっ飛ばしがちになると、内容の薄い上っ面だけの作品になる恐れが多々ある…という点でしょうか
(特にどの作品が、ということではないのでご了承ください)
まとめ
これだけ書いておいてなんですが…まぁ要するに
脚本家の腕次第
ってことです(爆
あと個人的には学園モノはツライと思う…制服とか…
最近実写化良かったなって思ったのは、『ポーの一族』と『はいからさんが通る』かな
この2つはキャストのハマり具合が凄かったし、宝塚の世界観にもマッチしてたと思います
『天は赤い河のほとり』は一本物にしたら良かったのに…と思いました
せっかく宝塚のセットや衣装を活かせる設定なのに、あの時間じゃ描ききれずに終わっちゃってる感…
次は何が宝塚で実写化されるんだろう
せっかく座付きの脚本・演出家がいるんだから、出来るだけ当て書きで見たいというのが本音…
間違っても『暁のヨナ』あたりに手をだしませんように…w
最近の宝塚を観てるわけではないので、なかなか情報も追えていませんが…
面白い作品を世に送り出し続けてほしいなと思います
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以上ちまうさでした
最後までお読み頂きありがとうございました