現在花とゆめで連載中の『贄姫と獣の王』13巻のあらすじと感想を、ネタバレ有りつつご紹介していこうと思います
前回までのあらすじ
生贄制度の犠牲として魔族の国に来たサリフィ
その制度をついに王様は廃止しようと動き出す
相互不可侵の掟を破らずに人間の国へ和平の申込みをするには自分が適任だと志願し、人間の国の王様へ親書を届けに行くことになったサリフィ
なかなか信じてもらえず、辺境に住む魔女と呼ばれる女性を連れ帰ったら、親書を王様に渡すと騎士団のオセロットに言われてその女性を探すが、見つけたのは王様の人間の姿にそっくりな顔の女性で…?!
感想
まずはオセロット
全然話聞かないし、嫌なヤツだったらどうしようって思ってたけど…
良かったーーーー!!
それにしてもアーシャは本当にレオの人間のときの姿に似てる
ずっと禁忌を犯した一族だと蔑まれ、両親にまで置いていかれ、たったひとり心を許した人に裏切られたと思ったら…
そりゃもう魔女として生きてやろうとか思っちゃうよ(泣
でも裏切りじゃなかったんだね
村の人が意図的にオセロットからの手紙を破棄してたなんて💢
再会して誤解が解けて本当に良かった!
ここでもサリフィの人柄が光りましたね
アーシャが大切に世話していたエーデルワイスの花を、村人から身体を張って守ったサリフィ
貸しを作りたくないからと、聞きたいことがあるなら聞くと言われて、「じゃあ名前を教えて。あなたの名前」とアーシャに名前を聞く場面がお気に入り場面です
この地に来た目的である本当に聞きたかったことじゃなく、『魔女』ではない名前を聞いたサリフィに、少しずつ心を許していく過程が素敵でした
そして、この13巻では大切な事実も判明しましたね
アーシャの先祖は『人の身でありながら、魔族と交わり子を成した』
人間の世界では一族郎党後世まで蔑まれるほどの禁忌…
それはきっと王様のルーツですよね!
これだけ似てるんだもん!!
アーシャは系譜図によると直接魔族とは繋がっていないようですが、先祖の女性が魔族文字で書いたという日記を持っていて、サリフィはそれを譲り受けます
親書を届けた人間の国の王様は、魔族に対して嫌悪感とか敵対心とか強く持っているようには見えず、生贄制度にも罪悪感を持っているように見えた
ということは、和平交渉がうまくいけば、アーシャが蔑まれる禁忌という概念もなくなるはず
すぐには差別がなくならなくても、平和な世界になるといいなぁと、希望が見えた回でした
一方オズマルゴでは法官セトの怪しい動き…
なにやら王様について確かめたいことがあるとアヌビスに話す
王様は本当は『何者』であるのか
これは王様が天啓の夜に人間になってしまう秘密を知ってる…?!
人間の国から帰って来たサリフィは『世界議会を召集し各国の意見をまとめるので、それまでは和睦は保留』という人間の国の王様の返事を伝える
そしてアヌビスは、近日中に国民に向けて人間の国と和睦を結ぼうとしていること、その交渉をしているのは、妃殿下代理のサリフィだということを発表するという
さらに、人間の国との和睦が成り、それが国民に認められれば、サリフィを王妃として認めると発言
喜ぶキュプロスやアミト姫と対照的に、キナ臭いと感じるラント
式典当日
民衆の前に立った王様が、人間との和睦を宣言
その使者をサリフィが担っていると語ろうとしたその時、突然空の瘴気が晴れ、民衆の前で人間の姿になってしまった王様は…?!
こ…これ絶対セトの企てだよね?!
続きが気になる!!
14巻の発売日は?
次巻の予告は載っていませんでしたが…
通常通りなら2020年8月頃でしょうか
今はコロナウイルスの影響で、もしかしたら発売日がずれ込むこともあるかもしれないですね
大変な時期に素敵な漫画を読ませて頂けて…感謝です
楽しみにゆっくり待ちましょう!
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以上ちまうさでした(*´ェ`*)
最後までお読みいただきありがとうございました