今回は『蓮住荘のさんかく』(野切耀子)についてお話しようと思います
なんだか見たことある絵だなーと思ったら『私のオオカミくん』の作者様か!
個人的にはこっちのお話のほうがすきー
【簡単なあらすじ】
カメラに夢中な女子高生の望月麻子
幼なじみの赤星蛍に誘われて、写真部が有名な高校に入学し、レンズ荘と呼ばれる蓮住荘(はすみそう)で下宿することに
そこで出会ったのは「写真も自分の顔も嫌い」だと言い、前髪で顔を隠している雨宮光流
ひとつ屋根の下のトライアングルラブ
感想
やー
大好物な設定ですよね!
下宿生活で三角関係とか!(興奮
最近『愛したがりのメゾン』を読み始めたので、なんとなく思い出して再読
ドロドロするところもなく、さらっと読めます
主人公の麻子は、おじいちゃんがプロのカメラマンだったこともあって、常にフィルムのカメラを首から下げてるカメラっ子
集中し過ぎて迷子になるし転ぶし、でもやんちゃな感じもしないごく普通の子
そんな麻子をほっとけなくて、ずっと想いを寄せてる蛍ちゃん
イケメンで医者の息子でハイスペックなんだけど、厳しい父親からの重圧から逃げてる弱さみたいなのも麻子に見せてて、不覚にもきゅんとした
こういう三角関係のストーリーって、誰が当て馬キャラなのか明確にわかってると感情移入して読みやすいし助かる(蛍ちゃんゴメンねw
とっつきにくい雨宮くんも比較的早くに笑顔を見せてくれるし、写真のモデルも引き受けてくれるし、展開がテンポ良く進みます
地味キャラの前髪と眼鏡で隠れてる素顔ってイケメンなの少女漫画あるあるですよね
素顔がまわりにバレた瞬間に変なライバルが出てくるのもあるあるだけど、このお話は完全に3人に焦点が絞ってあるので、群がる女子はいませんでしたw
話のテンポは良いんだけど、ちゃんと雨宮くんと蛍ちゃんが麻子のどこを好きになったのかがわかりやすいのも読みやすいポイントですよね
2人とも同じところに惹かれたってのも良き!!
少女漫画は恥ずかしいくらいキュンとする台詞で構成されているのも好きだけどw
こういうゆっくり気持ちを育てていく穏やかな雰囲気の作品も好きです(雑食
でも最後の最後で、ずーっと「あんた」呼びだった雨宮くんが「麻子」って連呼するの萌えた
うっかりきゅんとしたー
以上ちまうさでした(*´ェ`*)
最後までお読み頂きありがとうございました